【2014年度入試分析②】甲南大学の自由英作文

 こんにちは、個別進学塾教匠の吉野です。

 近年、私立大学においては、入試形式の多様化・複雑化が進んでいます。入試形式のあまりの多さに、どの形式で受ければいいの?形式ごとにどんな違いがあるの?などと悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

 この多様化・複雑化の流れの中、甲南大学は入試形式を簡素化しました。また入試形式の名称も、A日程、B日程などの分かりづらい名称から、前期日程、後期日程などの分かりやすい名称へと変更しました。

  A日程 → 前期日程     A日程C方式 → センター併用型(前期)
  E日程 → 前期日程     E日程C方式 → センター併用型(前期)
  B日程 → 後期日程     B日程C方式 → センター併用型(後期)
  C日程 → センター利用型
  S日程 → 廃止
 
 この入試形式変更の中、注目されていたのが、A日程の一部日程(文学部試験のある日程)でのみ出題されていた自由英作文が、前期日程で出題されるのか否かという点です。

 結果、出題されました。それも4コマ漫画を見てその状況を英文で書き表すという新形式の問題が出題されました。この形式の問題は関西圏の他の私立大学では見られない問題です。

 自由英作文は、対策をしていなければ非常に難しく感じる問題ですが、対策をしていれば案外簡単に書けてしまう問題。甲南大学側の、志望度の高い学生を集めたいという気持ちが伝わってきます。

 また、自由英作文を含む記述式問題を残したという点にも甲南大学の気概を感じずにはいられません。記述問題を出せば、採点も大変ですし、受験者数も減るかもしれません。それにも関わらず、記述問題を出題したのは、甲南大学が「こんな学生が欲しい」という明確なメッセージを持っているからではないでしょうか?

 マーク式だけだから簡単だよ~と言っている大学と、記述問題があるからしっかり勉強してきてね~と言っている大学、どちらに優秀な学生が集まるでしょうか。入学試験の内容からも、大学の未来が見えてきます。

 Yoshino

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by kyosyo-hyogo | 2014-02-28 10:00 | 大学受験情報